クラブ内でミニ講演会を開催しました。
今回の講師は、福山市出身の山田智信氏で、「塩紀行」と題して、ご講演をいただきました。
山田氏は、会社経営の傍ら、インドネシアのバリ島テジャクラ村で、完全天日塩を製造、販売されています。
山田氏ご自身の先祖が製塩業に従事されていたこともあり、塩の誕生の歴史をグローバルな観点から考察し、ご自身の仮説を解明すべく世界を渡り歩いて、塩が非常に価値があり、文明をも支配するほどの評価に値する産物であることを解き明かし、なお塩と文明の関わりの探求に余念がないことを、世界の歴史を踏まえてお話くださいました。
かって、塩獲得のため戦争の要因ともなった塩は、現在は健康に与える悪影響が取り沙汰されていますが、再度塩の価値を見い出し、ミネラルバランスに優れた塩の製造に力を注ぐ山田氏の心に触れた、貴重な時間でした。
塩の歴史と共に世界を旅したようなひと時を与えてくださいました。
幹事 光成 歌能子